白ノ宮
白ノ宮は、大巫女を中心とした強大な呪力を誇る組織である。
名目と立地の上では馬稚国に属しつつ、各国に影響力を持っている。
白ノ宮の概要

白ノ宮は、大巫女を中心とした強大な呪力を誇る組織である。
名目と立地の上では馬稚国に属しつつ、各国に影響力を持っている。
馬稚国の都――旺鹿より四里ほど南東に下ると、峠の先の森に白木の建築群が現れる。
その眺望たるや、樹海に咲く白花の群生と云えよう。
白ノ宮の建築
白ノ宮は五畝(約五百平方米)の敷地面積。外郭は白木の塀で囲まれ、監視台がある。西向きに正門があり、旺鹿へ至る街道に向いている。
白ノ宮の建築は、ほぼ全て美麗な白木でなされている。基礎は檜、全体は楢の設え。朱と銀で飾り立てられており、主神たる長神や、白花や、神々の彫刻が施されている。
馬稚国の兵が宮に多数詰めており、『守護』として警護にあたる。守護の鎧は黄金銅(蝕の時代以前)あるいは馬稚国の白木の鎧(蝕の時代以降)。
白ノ宮の中央には本宮があり、三階建ての最大の宮。



白ノ宮の外宮
七つの外宮には以下のようなものがある。
食料を蓄えておくための穂積(ほづみ)ノ宮。
衛兵詰め所である守護(しゅご)ノ宮。
来賓もてなしや祭り部屋である|慶紗《けいさ》ノ宮。
見習い巫女たちが暮らす雛蘇(ひなそ)ノ宮。
図書などの収められた文読(ふみよみ)ノ宮。
儀式用の神繋(かむつなぎ)ノ宮。
守護ノ宮の地下には牢場があり、謀反人や精神に異常をきたした巫女を収監することもある。
白花信仰
白ノ宮の巫女たちは常に白花(しろはな)と呼ばれる万年花を儀式に利用し、白花を大切に扱ってきた。
また、古来は世界の秩序がよりよく保たれていたとされ、古来のような『白花境』という理想の世界を再興しようとしている。



白ノ宮の敷地地図
本宮(中央)
正門(西)
文読ノ宮(東)
雛蘇ノ宮(南東)
穂積ノ宮(北)
神繋ノ宮(南)
慶紗ノ宮(北西)
守護ノ宮(南西)
兵舎(本宮の北西側)
守護たちの修練場(敷地外の南西)
その他、古い文書には、『言忌(こといみ)ノ宮』『遠訪(とおおとない)ノ宮』などの正体不明の宮の存在が散見される。
巫女
頂点となる大巫女をはじめ、一位から四位までの位階がある。
見習い巫女たる四位巫女からはじまり、霊受(たまうけ)した巫女は三位巫女となる。そこから修行により、一年から三年で位を上げていく。
一位巫女は数人ほどであり、宮の運営を実質的に指揮する立場となる。
霊受とは、特定の神との縁を結ぶことである。
十五歳ほどまでに霊受が成らぬ者は、白ノ宮を抜けるか、下働きなどに転向する場合もある。
服装については、両胸に銀の白花紋の入った白小袖に緋袴を着る。髪は銀の水引で留める。祭りの際は晴衣を着る。
大巫女は白袴に銀の冠。冠は長神と白花を模している。