夜久爾
遥か古代に夜久爾という世界があり、武家国家を中心としたいくつかの国が、
緊張と融和の関係を繰り返していた。
地理

遥か古代に夜久爾という世界があり、
武家国家を中心としたいくつかの国が、
緊張と融和の関係を繰り返していた。
中心的な国のひとつに、馬稚国があり、
その国内に白ノ宮という、巫女組織があった。
馬稚国を中心に『白花紀』
という歴が使われており、
白花冥幻譚では白花紀六七〇年が舞台である。
年表
白花紀元年に白ノ宮が成立し、ここから白花紀がはじまったとされる。
平均40年で、大巫女は代替わりしてゆく。断片的な記録を元に編纂すると以下のようになる。
677年 黄花殺し騒動(三作目:白花ノ幽姫 の舞台)
672年 歴史的日蝕(二作目:白花ノ剣 の舞台)
670年 瘴気禍の終焉(一作目:白花冥幻譚 の舞台)
660年 銀狼衆 薊班の騒乱(四作目:白花銀狼譚 の舞台)
658年 十八代目就任
621年 十七代目就任
585年 十六代目就任
551年 十五代目就任
516年 〓〓〓〓を封印
511年 十四代目就任
〜
元年 白花紀がはじまる
世界観の概要
白ノ宮(しろのみや)
馬稚国の南東部に位置する白ノ宮は、大巫女を中心とした強大な宗教組織として周辺国に畏怖されていた。
巫女たちの厳格な位階、神との接触、周辺国での浄化や儀式執行など、白ノ宮はさまざまな宗教的使命を帯びている。
霊的システム
夜久爾には三層の次元がある。
- 現世(うつしよ)は現実世界。
- 常世(とこよ)はいわば霊界。
- 狭世(はざまよ)は現世と常世の間にある世界。
巫女たちは念と霊気と儀式にて狭世に干渉あるいは没入し、霊的な力を引き出したり、神々と接触したりする。



さまざまな組織
▼銀狼衆(ぎんろうしゅう)
瘴魔退治を専門とする異端の侍集団
▼戸陰(とかげ)
白ノ宮の『裏庭』を守る隠密集団
▼火津真党(ほつまとう)
火津真ノ神を崇める革命集団
▼汕舵(せんだ)ノ民
白ノ宮に呪術を伝えたとされる幻の民
このような、国家に直接属さぬ火種とも云える集団・組織が蠢いている。
国家
馬稚国(まちこく)
夜久爾の中心的な国のひとつ。南東部に白ノ宮を擁するが、その白ノ宮の影響力を倦厭する勢力もある。
首都の旺鹿(おうか)には馬稚城があり、将軍を中心とした封建的な支配がされている。また、白ノ宮には『守護』という警備兵団があり、馬稚国が兵を供給している。
馬稚国では主に神話の中心たる日月ノ長神(ひつきのながかみ)を信仰している。
兵の武装は、白木の鎧兜。
白ノ宮から西には下杉村、北には蛇背山がある。旺鹿の西には明葉ノ庄があり、その先に楼迦国との国境。
楼迦国(ろうかこく)
馬稚国の西にある帝国。西端に忌地とされる日暮ノ峡を有する。
馬稚国の影響下にありつつ、独自の帝制を敷いている。公家中心の国家運営は磐石に見えるも、反乱騒動も抱えている。都には帝宮を囲うように、警府、財府などの機関がある。
太陽神でもある、火津真ノ神(ほつまのかみ)を信仰している。
兵の武装は組織により異なる。
丹綺国(にきこく)
馬稚国の北東より広がる平原の一国。平原の覇を唱える武闘国家で、恐るべき魔性の女王が支配するとされる。首都は朱浪で、朱の都とも呼ばれる。
馬稚国との国交はほぼなく、白ノ宮の威光も通用しない。
信仰は薄いが、日月ノ長神や武神の烈賀王(れつがおう)が浸透している。
兵の武装は、朱の鎧兜。国警軍と国武軍が分かれており、軍部の緊張関係もある。